難聴(高音型)
突発性難聴という病気は、難聴の中でも治療が可能な難聴ですが、治療のためには早期治療が大切で、発症してから1週間以内、遅くとも2週間以内に治療を始める必要があります。治療はこの難聴が発生してからの期間が大きく影響します。 軽度の難聴の場合は普通に生活していても治癒することも有りますが、40デシベル以上の音が聞こえないとか、高い音域が強く損なわれている場合(高温型)などは入院治療が必要です。 この場合は内耳に切迫した病態が起こっている可能性が高く、すぐに治療開始が必要な状態です。症状が悪化したり改善したりという変動が無いのがこの病気の特徴で、ウィルス感染や血管の循環障害が疑われています。 しかし低音型か水平型か高音型かというのは、自己判断ではなかなかわかりません。そのうち治ると治療をしないでおくとせっかくの聴力回復の機会を失ってしまい、本当に難聴となってしまいます。聞こえなくなった時は、早めに受診するのはどの型でも大切なことです。 治療は炎症を抑えるためにステロイドが処方されます。他に高気圧酸素治療の有効性が報告されています。これは大気圧の2倍の気圧をかけたタンク内で100%酸素を一時間吸う治療法です。 これにより改善傾向が認められるという事もありますが、やはり発症後2週間以内にこの治療も実施することが改善につながります。 耳の閉塞感
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